学校教育では算数(数学)・国語・理科・社会を習い続けます。
小学校から大学までずーっとこれらは学び続けます。
この4つの教科をまとめて主要教科と言います。
なんでその4つが主要なん?
大人になってからも役立つ知識や能力を身に着けられるからだよ!
算数・国語・理科・社会を学ぶことは大人になってから必要になる知識や能力ばかりです。
ただし知識を得ることが目的ではありません。
知識を得るのはあくまで手段です!
知識を得て、生きるために活かすことができて初めて意味を成します。
つまり全ての教科は生きるための知恵や能力を育てることに直結しているってことです!
それぞれの目的を知って勉強の意味をアップデートしましょう!!
学生のうちに考えていればよかった~
算数・国語・理科・社会を学ぶ目的
算数を学ぶ目的
算数や数学を学ぶ目的は2つ!
✓量感を得るため!
計算で答えが出せるようになればいいってわけじゃないですよね!
それならパソコンやスマホや電卓でピコピコする方が早いです。
答えより答えに至るまでのプロセスの方が大切です。
大人になってからは答えのない問題に挑むことばかりですからね!
そしてプロセスを立てるためには思考力が必要です!
算数では答えを導くための最適な式を立てることを考えるため、ロジカルな思考力を育てるためにうってつけの教科ということになります。
また算数では図形、表、グラフ、重さ、長さ、時間、距離など様々な形でたくさんの数字に触れるので量感が身につきます。
算数でロジカルな思考力と量感を身につければ、行動計画や金銭感覚など色んなことの見通しを立てるのが上手くなります。
効率よく生きることができるようになりそうだね!
以下の記事ではさらに詳しい説明と、算数を学ぶ上で大事にするべきポイントを紹介しています。
国語を学ぶ目的
国語を学ぶ目的は
人は一人では生きていくことができません。
たくさんの人と関わりながら生きていかなければなりません。
一方的に言いたいことだけ言ってたってぶつかり合いになるだけです。
社会の中で上手く生きていくためには円滑なコミュニケーションが欠かせません。
仕事や家族、友達、恋人など社会の中ではたくさんの人と様々なパターンのコミュニケーションが必要になります。
国語では『話す力・書く力・読む力・聞く力』に重点を置いています。
この4技能の向上を追求することで自分の思いを上手く伝える力と、相手の気持ちを理解する力を養うことができます。
つまり国語は人と上手く関わりながら生きていくためのコミュニケーション力を向上させるための教科だということです。
以下の記事ではさらに詳しい説明と、国語を学ぶ上で大事にするべきポイントを紹介しています。
理科を学ぶ目的
理科を学ぶ目的は3つ!
✓物事の原因と結果の繋がりを知るため
✓知的好奇心を持って様々なことに挑戦する経験を得るため
理科は身の回りの不思議に対する『なぜ?』を追及する教科です。
実験や観察で「準備→実施→結果→考察」を繰り返し行うことでPDCAやトライアンドエラーを学ぶことができます。
また実験や観察を通して原因と結果の繋がりを強く実感することができます。
そして身の回りの不思議に興味を持ち、挑戦することで、夢探求が上手になっていきます。
このように理科は自己成長サイクルを身に着け、「必然」に目を向け、興味開発を助けるために最適な教科と言えます!!
主要教科の中で最も五感を使う教科だね!
以下の記事ではさらに詳しい説明と、理科を学ぶ上で大事にするべきポイントを紹介しています。
社会を学ぶ目的
社会科は小学校から地理、公民、歴史など多岐に渡る内容を学ぶためその目的も大きく異なります。
その中でも共通している目的がひとつあります。それは
- 地理は『自然と人間の関わりを学ぶため』
- 公民は『現代社会の仕組みを学び、全ての人が平等で公平な生き方を学ぶため』
- 歴史は『過去の人間の生き方から人間の素晴らしさや愚かさを学び、今に活かすため』
というような目的がありますが、最終的には『私たちが個人として、集団として「世の中」でどう生きていくのかを学ぶ』ことに繋がります。
社会科はとても深いことを学ぶため、その意味に気付くのが難しいかもしれません。
しかしその意味を考えながら学ぶことで社会科の価値が非常に大きくなることは間違いありません!
以下の記事ではさらに詳しい説明と、社会を学ぶ上で大事にするべきポイントを紹介しています。
主要教科を学ぶ目的を知った僕が思うこと
僕は学生の頃は勉強の意味を考えたこともありませんでした。
ただテストで点数を取れればいいや。
それくらいにしか考えていませんでした。
でもこうやって勉強の意味を考えて、勉強の素晴らしさを自分の中でしっかり理解した僕は、
勉強ってめっちゃ楽しいやん!!
って気持ちになってます!
最近は勉強するのが好きで、「いかに相手にわかりやすく伝えれるか」を意識しながらノートを取るのにハマっています!
この楽しさやハマるという感覚を学生の頃に持っていたらな~と思ってしまいますね。
でも過ぎた時間は戻らないので今を楽しむようにしています。
そしてこの気持ちを伝えることはできます。
いま塾で生徒を指導するときも、正解することよりも、ここで紹介したそれぞれの教科の意味を考えながら勉強するように伝えています。
そうすることで点数だけでなく、大人になってからも役に立つ能力が身についていきます!
すぐには理解できないことばかりですが、伝え続けることで生徒も少しずつ変わってきています。
「何のために勉強するのか?」を深く考えることで勉強以外でも物事の本質を見極めるようになっていきます。
中には良い意味で先生である僕の言うことを疑うようにもなってきた生徒もいます。
それ信用されてないんちゃうん?
ち、ちゃうわ!!いつも疑問はぶつけろって言ってるからだし!
自分で考えて疑問をぶつけて、また考えてということを繰り返すことでそれぞれの教科以上の学びが得られます。
そして知識を得ること、考えることに楽しさを感じはじめたら、もうその子は自分の力で自分の道を切り開いていくことができます。
何にせよ、どれだけ伝えても本人が考えることを拒否している間は学びが得られません。
教育者にできることは伝え続けること。
僕は勉強の素晴らしさに気付いたひとりの人として、子ども達に勉強の意味を一緒に考え続けていきます!