この記事では私たち人類の普遍的な悩みである『なぜ勉強するの?』に対する子ども向けの返答例を22パターンご紹介します!
なんで勉強しないといけないの?
こう聞かれたら何て答えますか?
「大人になればわかるよ」と言いたいところですが、大人になるまで勉強しなかったら取り返しがつかなくなっちゃいます。
この手の疑問は100点の答えなんてありません。
それこそ子どもによって適切な返答が変わってきます。
できるだけ納得してもらえる返答をして、勉強の大切さに早くから気付いてもらいたいものですよね。
そこで!!
- 勉強の意味を子どもに考えさせるパターン
- 勉強がお金や損得に繋がるパターン
- 勉強の意義をしっかり見つめるパターン
- 勉強なんてしなくてもいいよパターン
- 勉強が人生の糧になるんだよパターン
の5つに分けて返答例をご紹介いたします!
きっとあなたのお子様に合った返答が見つかりますよ!
勉強の意味を子どもに考えさせるパターン
勉強の他にも『なんで仕事するの?』とか『何のために生きればいいの?』とか哲学的な難しい問いを子どもは思いかけず大人に投げかけます。
大人が十人十色の答えを出す問いを子どもにきっちり理解させるなんて、そもそも不可能な話です。
だったらいっそ大人は答えないという選択肢もアリなんじゃないでしょうか!
ってことでここでは6パターンの返答例を紹介します!
- なぜだと思う?
- それを知るために勉強するんだよ。
- 人それぞれ答えが違うから教えられないんだ。
- 勉強には元々価値がある。それに気付けるかどうかだけ。
- 勉強せずに過ごしてたらどうなると思う?
- 将来の夢は?そのために何をすればいいと思う?
なぜだと思う?
子どもに質問された時の定番の返しですね。
質問を質問で返すっていう大人にやるとブーイングを食らいそうなものですが、子どもはピュアなのでそんなことは気にしません。
まずは自分で考える力を育てるためにもこの返しで子どもの出方を伺いましょう!
それを知るために勉強するんだよ。
子どもにこれを言って「そっかーわかったー!」となるわけではないと思います。
でもこれは真実です。
自分なりの答えを探し始めるきっかけとしてまず最初に言ってみるのもいいですね!
カウンターパンチのような返答ですね!
人それぞれ答えが違うから教えられないんだ。
これも先ほどと同様に自分なりの答えを見つけれるように勉強しようね。ってことです。
こちらの方が人それぞれに答えが異なることを伝える点が強調されています。
この後で親が自分なりの答えを伝えるのもいいですね!
そしてその後でさらに子どもに『あなたはなぜだと思う?』って聞くのもいいですね!
いきなり子どもに『なぜだと思う?』と返すのももちろんアリですが、
わかんないから聞いてるんやーん!
って言われるかもしれません。
そういう時は
- 人それぞれ答えが違うから教えられないんだ。
- わたしは勉強する理由はこうだと思うな。
- あなたはなぜだと思う?
この流れに沿って聞いていくときっと自分で考えてもらえるはずです!
勉強には元々価値がある。それに気付けるかどうかだけ。
「勉強には価値があるから勉強するんだよ」ということを前提とした少し大人な返答です。
物事の価値を決めるのは自分自身であることも同時に気づいてもらえるかもしれません。
子どもの理解力の成長に合わせてこれを使ってみてください。
思考を楽しめる子にもいい返答ですね!
勉強せずに過ごしてたらどうなると思う?
「なぜだと思う」のもう少し具体的な質問返しです!
子どもは将来のことが全く見えていないことがあります。
なんとなく今のお父さんお母さんと同じように家族を持って家に住んでテレビを見て、というようなことを想像しているかもしれません。
一般的な家庭であっても、それなりの生活をするにはそれなりのお金が最低でも必要で、きっとそれは何の勉強もなしに得られるものではないはずです。
この質問から続けて子どもの将来像を少し聞き出してみて勉強なしでたどり着けるものではないことを説明すれば、勉強が大切な理由が少しは理解してもらえるのではないでしょうか!
将来の夢は?そのために何をすればいいと思う?
これも質問に質問返しです!
質問返しズルイぞ!
ちゃんと説明するから!ね!
もしお子さんが将来の夢を持っていたら、それをきっかけに勉強の大切さに気付いてもらえるかもしれません。
どんな夢であっても勉強が全くいらないことはないでしょう。
スポーツにも最近は科学が用いられています。
お笑い芸人は笑わせれれば学力こそいらないものの、人の気持ちを理解するための読解力や道徳心などは国語や道徳などの教科で学べますし、笑いを計算するのに、数学のようなロジカルな考えが必要だったりします。
将来の夢に直接勉強がいらなそうに見えても「勉強から何を学ぶのか」を考えれば、勉強が大切であることに気付けるでしょう。
勉強がお金や損得に繋がるパターン
勉強ができるかできないかが将来の稼ぎや生活する上での損得に繋がることも事実です。
もちろん稼ぎは勉強だけで決まるものではありません。
お金が大事であることは子どもでもすぐに理解できます。
そんな分かりやすくて大事なお金の話を勉強をする理由にくっつけれれば、子どもも納得しやすいかもしれません。
ここでは勉強が直接的にお金や損得に繋がることを伝える返答パターンを4つご紹介します。
- 騙されないため、損しないためだよ。
- 人生のモード選択をするためだよ。
- 勉強こそ格差を超える唯一の武器なんだよ。
- 知識は誰にも奪われない財産なんだよ。
子どものうちは何年も先のことを想像するのは難しいです。
僕たちも自分の年齢の倍の年数先の事を想像できませんよね。
なのでここで紹介するパターンはしっかり将来を考えている子に伝えるのが有効です。
「今すぐ100円もらうか、1週間後に110円もらうか?」という問いに対して後者を選ぶような堅実な判断をする子に向いている回答と言えます。
騙されないため、損しないためだよ。
世の中には人を騙してお金を取ろうとする悪い人がいます。
詐欺のようなアウトなものから全く問題ないものまで様々なことが日常生活に溢れています。
例えば、電車通学/通勤は定期がお得です。そして1ヶ月定期より6ヶ月定期の方がお得です。
定期の存在を知らずに毎回切符を買ってたらかなり損しますよね。
1ヶ月定期より6ヶ月定期の方がお得だけど紛失すると10万近くの金額が吹き飛ぶことになるから怖いというデメリットもありますね。
これもよく考えればわかりますがリスクを考えずにお得な方を選んでいると後で痛い目を見ることがあります。
ここまでは割と常識的に知られていることです。
だったら間を取って3ヶ月定期くらいを買っとけばいいかな?となりそうですが、それは勉強不足なんです。
SuicaやICOCAなどのIC定期券は無くしても再発行が可能なので落としても実質損害はゼロなんです!(落としてから再発行手続きをするまでの間に不正利用された分は損害)
これ知ってました?
つまり電車の定期は『ICの6ヶ月定期』がベストアンサーなんです!
社会にはこのような仕組みが溢れています。
「税金」なんかは損しないための知識の代表ですが、圧倒的に勉強すればそれだけで職業になります。
将来少しでも豊かに生きていくために、騙されないため、損しないために勉強するのも理解できるのではないでしょうか。
人生のモード選択をするためだよ。
この返答のポイントは「学歴」です。
特に日本ではまだまだ「学歴社会」の流れがあります。
いい学校を出れば、いい会社に入れて、たくさんの給料を得れる可能性が高くなります。
実際学歴が高いほど高給取りになりやすいということは厚生労働省のデータから確認できます。
学歴が良ければ人生がイージーモードになりやすいということですね。
そして学歴は勉強をしなければ得られません。
学歴がすべてではないですが、学歴である程度人生が豊かになるなら、いい大学を目指す価値はそれだけでも十分にあります。
現代は個人能力主義に変わりつつあります。
勉強こそ格差を超える唯一の武器なんだよ。
これを伝えるのはなかなか難しいかもしれません。
ロジカルに物事を考えるのが好きな子どもであれば一緒にこの言葉を考えていけると思います。
子どもの成長に合わせて使ってみてください。
基本的に人は生まれた家庭で格差がある状態で人生をスタートします。
日々の生活がギリギリの家庭と大富豪の家庭では与えられる物や得られる経験が段違いです。
最終的にどれだけ成長できるかは子ども自身にかかっていますが、環境の違いは大きいと言えます。
運動面を除けば、この格差を埋めれるのは”勉強”だけです。
どんなに良い環境があってもどれだけ勉強して、どれだけ成長できるかは本人次第です。
英才教育を受けて、素晴らしい家庭教師がついて、高価な教材を用意してもらっても子どもにやる気がなければそれまでです。
日本を代表する超大企業のソフトバンク孫正義さんは、子どもの頃は非常に貧しい暮らしをしていました。
電車の線路脇の空き地にトタン屋根で板を貼って生活していたというほどの貧しさです。
勉強も勉強以外も想像を絶する努力をされたに違いありません。
到底ひっくり返せっこないように感じる大きな格差も、孫さんが象徴するように必死に勉強すれば追いつくどころか突き抜けることができます!!
孫正義さんは空き地にトタン屋根と板を貼って住んでいた。
知識は誰にも奪われない財産なんだよ。
先ほどの「勉強こそ格差を超える唯一の武器」はなぜそう言えるのか。
それは知識が自分自身の力であり、誰にも奪うことのできない財産だからです。
知識を紙やデータにすれば誰かに盗まれる可能性はあります。
しかし頭の中にある知識は誰にも盗むことはできません。
知識は情報であり、情報は現代ではお金と同等と呼べるほどの価値を持っています。
つまり知識は非常に貴重な財産になるのです!
「知識=財産」というのは子どもには理解が難しいかもしれないので、意味を深く考えず、頭に残してもらうように日々の生活でも伝えていきたい言葉ですね!
意義をしっかり見つめるパターン
勉強は大事。それは子どもでもなんとなくはわかっているはずです。
なのでここでは勉強の意義をしっかり知ってもらうための返答を4パターン用意しました。
- 勉強することが大事なんじゃなくて勉強する姿勢が大事なんだよ。
- 知らないことを知る方法を学ぶためだよ。
- やりたいことを自分でするための方法を学ぶためだよ。
- ルールを理解するためだよ。
- 失敗するため
僕が最も子どもに強く訴えているのがひとつ目です!
勉強することが大事なんじゃなくて勉強する姿勢が大事なんだよ。
これは個人的に僕が子どもに強く伝えていることです。
内容に関わらず勉強そのものが大切であることを訴えれるのがいいんです!
「勉強することが大事なんじゃなくて」の部分はそのまま読むと誤解を招くかもしれないので先に補足しておくと、勉強は大事です!!
ただ「学校で習っている内容がそのまま大事なわけではないよ。」ということが言いたいのです。
学校での勉強は将来の自分にとってどれほど活かせるかはわかりません。
二次方程式やサイン・コサインなどほとんどの人が使っていないのではないでしょうか。
食塩水を作るときに濃度を計算してわざわざ作るでしょうか。
歴史の知識をどれだけ活かせたでしょうか。
ムダだったってこと?
ムダじゃない!!
僕らは将来活かすことのできない知識もたくさん学んでいます。
子どもにとっては将来どうなるかもわからないし、今すぐ役に立つ知識ばかりでもないし、何のために勉強しているかわからなくなるのも無理ありません。
でも、僕はなにひとつムダなことなんてしていないんだと思っています。
というか、何事もムダにするかどうかを自分で決めれると思っています。
どんな勉強でも直接的ではないにしろ何かしらの学びをくれるはずです。
二次方程式が分かれば論理的に問題を解く力が身に着いているはずです。
食塩水の原理が分かれば、水を足せば薄まることが分かるはずです。
歴史を知ることで現代が発展したことを知れば、物事の流れに敏感になるはずです。
真剣に勉強していればそれぞれの教科の奥にある学びに気付けるはずです。
そして真剣に勉強することで努力する力など、伸ばせる能力もたくさんあります。
だから僕はこれからも『勉強することが大事なんじゃなくて勉強する姿勢が大事』だと子どもには特に強く伝え続けていきます!!
知らないことを知る方法を学ぶためだよ。
これも内容に関わらず勉強そのものの大切さを訴えることができます!
世の中知らないことだらけ。
知らないことを知るためには何をすればいいのか。
学校での勉強では様々な知らないことにアプローチします。
この返答で、何をどうやって勉強しているのか。
どんなことが大切なのかをよく考えるきっかけにできるでしょう!
やりたいことを自分でするための方法を学ぶためだよ。
勉強はインプットですが、実際はその知識をアウトプットに活かさなければ何の意味もない。ということを意味しています。
やりたいことを自分で決めて行うには、何をどうすればいいのかを考える必要があります。
その判断するためには知識が必要です。
知識を得るためには勉強が必要です。
勉強すれば自分に何ができて何ができないか、何をすべきなのかわかってきます。
つまり、やりたいことを自分でするために勉強が必要。ということです。
一見関係のなさそうな単元でも何かヒントを与えてくれることもあります。
たくさんの知識を吸収して自分のやりたいことに活かしたいですね!!
ルールを理解するためだよ。
どんな分野でも何をすれば勝てるか、間違えないか、評価されるか、ルールを知っている人間が強いですよね。
そしてルールはとても複雑です。
勤務時間や給料や福利厚生などの勤務体系の取り決めは数式が用いられることが多いです。
また税金も数式によって決まっています。
労働基準などは難しい文章で書かれており、ビジネスでの応対は暗黙のルールを知る必要があります。
挙げ出せばきりがないほどたくさんのルールで世の中は溢れかえっています。
勉強を通して単元ごとのルールや意味の理解を深めることで将来的にルールに縛られずに生きていくことができます。
失敗するため
成功し続ける人なんていません。
小さな失敗は人生に数えきれないほどあります。
でも大人は失敗ばかりしていられません。
知識や経験に基づいて成功するための作戦を立てる必要があります。
勉強していると間違えることがたくさんあります。
これは失敗の経験になっています。
色々な教科でいろいろな失敗を経験することで、失敗しないための知識を身に着けることができます。
将来なるべく失敗しないために、失敗を経験するのも勉強をする理由のひとつになるでしょう。
勉強なんてしなくてもいいよパターン
勉強したくないのに無理矢理に理由を付けて勉強するくらいならしない方がいい!
でもやった方がいいんだけどね。
という意味合いを伝えるための返答例を2つご紹介します。
- しなくてもいいよ。でもそれが分からないなら勉強した方がいいと思うよ。
- しなくてもいいよ。それだけの特技があればね。
どちらも「しなくていいよ」という入りなので勘違いされないように気を付けてください!
しなくてもいいよ。でもそれが分からないなら勉強した方がいいと思うよ。
これは勉強の意味を子どもに考えさせるパターンでもあります。
「嫌々勉強したったって大して意味がないんだから、したくないならしなくてもいい。
でも今勉強しないせいで将来勉強しとけばよかった~って言うことになるかもしれない。
だから、勉強の大切さが分かった上で勉強しないのは自己責任だけど、なぜ勉強するのかよく分かっていない状態なら勉強しといた方がいいと思うよ。」
ということを伝えます。
これは子どもが勉強しなくても自立させられる自信と責任が持てる方だけが言ってくださいね!
言ったはいいけど子どもが本当に勉強しなくなって焦って「勉強しなさい!」と言ってしまうくらいなら言わない方がいいです。
しなくてもいいよ。それだけの特技があればね。
手に職を付けてしまえば勉強で多くを学ぶ必要はありません。
じゃ俺走るの早いから勉強せんでいいや!
トトラのような子が出てくるかもしれないのでこのフレーズも使う時は少し注意してください。
この返答は「得意なことを見つければ勉強しなくていい」ということを言いたいのではありません。
むしろ「勉強がいらないほどの特技を持てる人なんてほんの一握りだから、勉強がいらないなんておごり高ぶらずに勉強しようね」という意味で伝えます。
どんなプロでも勉強を全く必要としないことなんてほぼないのではないでしょうか。
だからこれは「甘えるんじゃないよ!」というニュアンスで皮肉っぽいフレーズになります。
勘違いされそうなお子さんであれば違う返答例を使いましょう!
勉強が人生の糧になるんだよパターン
ここでは勉強することで人生が豊かになっていくことを伝える返答パターンを4つご紹介します。
- 笑うためだよ。
- 知ることで人生がより豊かになるんだよ。
- 色々な視点を得るためだよ。
- 与えてもらうためだよ。
- ”未来の”自分の選択肢を広げるためだよ。
どれも視点が異なるので面白いですよ!
笑うためだよ。
一瞬なんのことかわからないかと思います。
国語のこんなフレーズを知っているでしょうか?
『春はあげぽよ』
これは清少納言の「枕草子」の冒頭分『春はあけぼの~』から現代のネタとしてオマージュされたものです。
もしクスッときたならそれは教養がある証拠です。
このように勉強し知識を蓄えることで言葉遊びができたり、冗談が言えたり、例えが上手くなったりすることができます。
子どもにはすぐに理解することは難しくてもきっと分かってくるはずです。
学校ネタや学校あるあるで笑えるのも、「勉強しているから」というものもありますよね!
楽しく勉強するためにも伝えたい返答例です。
知ることで人生がより豊かになるんだよ。
知識欲を満たしつつ、実際の生活に活かすことで、自分の人生をより良くしていける。ということを伝えます。
人間は本能的に知りたいと思っています。それを知識欲と言います。
ただただ知りたいと思うことを知れるだけでも知識欲を満たすことができ、人生の満足度が少し上がります。
また勉強して知識を得ることで、人生において得する回数が増えたり、損する回数を減らすことができます。
色々な視点を得るためだよ。
1本の鉛筆があるとします。
この鉛筆を説明してください。
書く道具!
ほかにも色んな視点で説明ができます。
そうだね!それはトトラの経験の視点だよ!
ほかにも色んな視点で説明ができます。
- 国語の目『自分の思いを表す道具』
- 算数の目『重さ20g長さ15㎝の1本の鉛筆』
- 理科の目『黒鉛と粘土を混ぜ合わせたものが芯』
- 社会の目『500年前にできた物』
- 英語の目『This is a pen.』
一口に『鉛筆』と言っても実は色んな説明ができます。
美術の目や技術の目で見るとまた違った説明になりそうですよね!
勉強することで様々な視点得られ、様々な視点があると世界が広がります!
『鉛筆の説明』のように家にある物で説明ができるので伝えやすいのではないでしょうか。
与えてもらうためだよ。
これはロジカルに話を持っていけるので話しやすいです。
人は一人では生きていけません。
何かを与えてもらわなければなりません。
欲しいからってクレクレって言っててもらえるでしょうか?
そんな人にあげたいと思いませんよね。
でももし、何か貰ってたとしたら、お返ししたくなりますよね。
クレクレ!
やーだよ!
これあげる~!
え!ありがとう!お返しにどーぞー!
つまり、何か貰いたいなら自分から与えなきゃいけない。ってことです。
そして何か与えるなら能力を身につけなきゃいけない。
能力を身につけるためには勉強しなきゃいけない。
だから勉強が必要だっていうロジックです。
人に何か貰ってばっかりの世の中で少しでもお返しできるように勉強しようね!ってことです。
「情けは人の為ならず」ですね!
”未来の”自分の選択肢を広げるためだよ。
〝未来の〟がポイントですね!
今はわからないけど今やることで〝未来の〟自分を変えることができる!ということです。
子どもは将来何がきっかけで何を目指すようになるのかが未知数です。
そんな中で選り好みしていると、自分の視野が狭くなり、最終的な選択肢が制限されてしまいます。
視野を広げて様々な選択肢から目指すべき将来を自由に決めていくために、子どものうちは特に様々なことに興味を持って取り組むべきなのです。
体験だけでなく勉強も進んで取り組むべきです。
新しい分野に興味を持てば知識が広がるし、知識が深まれば進学できる学校の範囲も広くなります。
やりたいことが不明確な時ほど、”未来の”自分の選択肢を広げるために勉強するべきです。
まとめ
『なぜ勉強するの?』に対する22の返答例は以下の通りです。
勉強の意味を子どもに考えさせるパターン
- なぜだと思う?
- それを知るために勉強するんだよ。
- 人それぞれ答えが違うから教えられないんだ。
- 勉強には元々価値がある。それに気付けるかどうかだけ。
勉強がお金や損得に繋がるパターン
- 騙されないため、損しないためだよ。
- 人生のモード選択をするためだよ。
- 勉強こそ格差を超える唯一の武器なんだよ。
- 知識は誰にも奪われない財産なんだよ。
- 勉強せずに過ごしてたらどうなると思う?
- 将来の夢は?そのために何をすればいいと思う?
勉強の意義をしっかり見つめるパターン
- 勉強することが大事なんじゃなくて勉強する姿勢が大事なんだよ。
- 知らないことを知る方法を学ぶためだよ。
- やりたいことを自分でするための方法を学ぶためだよ。
- ルールを理解するためだよ。
- 失敗するため
勉強なんてしなくてもいいよパターン
- しなくてもいいよ。でもそれが分からないなら勉強した方がいいと思うよ。
- しなくてもいいよ。それだけの特技があればね。
勉強が人生の糧になるんだよパターン
- 笑うためだよ。
- 知ることで人生がより豊かになるんだよ。
- 色々な視点を得るためだよ。
- 与えてもらうためだよ。
- ”未来の”自分の選択肢を広げるためだよ。
子どもの性格や状況に合わせて響きそうな返答例をご利用ください。
お父さんお母さんの経験談やご自身の考えを織り交ぜつつ説明すると子どもも納得しやすくなります。
ぜひここに出てきたパターンを使う場合は、お父さんお母さん自身の考えとして説明しつつ、お子さんの考えを聞き出してくださいね!
子どもの成長に合わせて何度も勉強の意味を考えさせるのもいいかもしれません!