国語がどう大切なのか、考えたことってありますか?
小学校に入って大学までずーっと習うことになる主要教科のひとつです。
国語と言えば文系科目の代表ですよね!
書いて字のごとく「国の言葉」日本の言語について学ぶ教科です。
日本語話せるから深く考えんでええやん。
ただ会話をするための教科じゃないよ!
日本人なら日本語が話せるのでおろそかになりがちですが、とっても大事な教科です。
ただ会話するためにある教科だとしたら、せめて小学校の低学年くらいまでで十分でしょう。
国語はそんな簡単なモノではありません。
じゃあどんなもんなんや!
それを考えていくんでしょ!
ただ日本語をかみ砕いて勉強するだけだと思っていると非常にもったいないです!
全ての教科は生きるための知恵や能力を育てる目的があります!
国語には生きていく上で欠かせない力を育てる重要な目的があります!
目的を知ることで勉強の価値をアップデートしましょう!!
国語を学ぶ目的はコミュニケーション能力を育てるため
国語を学ぶ真の目的はズバリ
人は一人では生きていけません。
人と関わりながら生きていく上で、自分の思いを相手に伝えなければなりません。
自分の思いを伝えつつ、相手の思いも考えて接しなければなりません。
人と人とが上手く関わりながらより良い社会を築いていくためにはコミュニケーションが欠かせません。
つまり国語は人と上手く関わりながら生きていくためのコミュニケーション力を向上させるための教科だということです。
国語を学ぶポイントは『話す・読む・書く・聞く』を伸ばすこと
コミュニケーション能力は大きく分けると2つの項目に分かれます。
✓相手の気持ちを考える力
国語はこの2つを育てるために最適な教科と言えます。
この2つを育てるために国語では『話す力・書く力・読む力・聞く力』を伸ばすことに重点を置いています。
よく言う読解力や表現力もここに含まれています。
この4つの言語的能力を伸ばすことでコミュニケーション力の向上が期待できます!
「話す・書く・読む・聞く」なんていつでもできるやん!
ただやみくもにやってもダメなんだ!
『話す・書く・読む・聞く』を伸ばすためにはそれなりの教育が必要です。
ただ繰り返すだけでいいなら、おしゃべりして、本を読んで、日記を付けて、テレビを見ていればコミュニケーション能力が向上することになります。
しかしコミュニケーション能力を育てることはそんなに簡単なことではありません。
やみくもにやるのではなくコミュニケーション能力の2つの力を意識しながら実践することが重要です。
『自分の意見を相手に明確に伝える力』はもっと落とし込むと『なんのために伝えるのか』を意識することになります。
『相手の気持ちを考える力』はそのまま『相手の気持ちを考えること』を意識すればOKです!
- なんのために伝えるのか=目的意識
- 相手の気持ちを考えること=他者意識
目的意識と他者意識を深く考えながら『話す・書く・読む・聞く』を繰り返すことでコミュニケーション能力が向上し、それを実践するのにピッタリな教科が国語だということです。
ここからはそれぞれの力で目標にすべきことを見ていきます。
文部科学省が掲げる『話す力・書く力・読む力・聞く力』の目標を参考にしました。
話す力
話す力は自分の意見を相手に伝えることに直結します。
ただ話すのではなくなんのために伝えるのか目的意識を持って話をすることで話す力が養われていきます。
話す力の目標は以下の3つ+αです。
- 自分の考えを整理して論理的に話せる
+α→ 相手の話を踏まえて話せる
+α→ 集団の中で自分の意見を発表できる - 相手やTPOに応じて内容を分かりやすく話せる
+α→ 相手を傷つけずに話せる
+α→ 話すことで相手と信頼関係を築ける
+α→ 相手によって適切な敬意表現で話せる
+α→ TPOに応じた適切な表現で話せる - 相手やTPOに応じて話し方をコントロールできる
+α→ 落ち着いて話せる
+α→ 声の大きさや話すスピードを相手に合わせられる
+α→ 抑揚をつけて話せる
『聞き手の気持ちを考えながら自分の意見をわかりやすく発言できる』ってことやな!
書く力
書く力も自分の意見を表す力です。
直接目の前の相手に伝えるわけでなくとも、最終的に誰かに読んでもらうために書きます。
見えない誰かのために書くということは非常に難しいですが、だからこそ『自分の意見を相手に明確に伝える力』『相手の気持ちを考える力』を育む良い機会になります。
読む力の目標は以下の3つ+αです。
- 自分の意見を論理的に書ける
+α→ 読み手にわかりやすい文章構成で書ける
+α→ 事実や客観的な根拠などに基づいて書ける - 手紙や議事録など形式に応じた文章を書ける
+α→ 自分の気持ちを文章で表現できる
+α→ 決められた形式に沿って簡潔に文章を書ける
+α→ 文書に合った言語表現を適宜使い分けて書ける - 様々な情報を収集・分析して文章にまとめられる
+α→ 本やメディアから情報収集・分析し文章を書ける
+α→ 集団に向けて説明するためのわかりやすい資料を作成できる
『情報をまとめることと、自分の意見をわかりやすく書ける』ことが目標だね!
読む力
読む力は相手の気持ちを考えることに直結します。
文章にも感情があります。
文章に込められた気持ちを読み取ることで、実際のコミュニケーションで相手の気持ちを考える力が養われていきます。
読む力の目標は以下の2つ+αです。
- 説明文や論理的な文章を読んで内容を理解できる
+α→ 本や新聞の情報を正確に理解できる
+α→ 事実や仮設や意見を区別できる
+α→ 必要な情報を探すための読み方ができる - 文章に込められた気持ちを理解できる
+α→ 様々な描写を理解し想像できる
+α→ 登場人物の感情を理解できる
+α→ 比喩表現や揶揄など間接的な言い回しが理解できる
+α→ 作者の想いや考えを理解できる
+α→ 古典文学の表現やリズムを理解し日本文化を楽しめる
『情報を正確に読み取れることと文章の奥の感情を理解できる』ことを目指そう!
聞く力
聞く力は相手の気持ちを考えることに直結します!
「話上手は聞き上手」というように聞く力はコミュニケーションにおいて非常に重要です。
聞く力を身につけるための目標を確認しましょう!
聞く力の目標は以下の3つ+αです。
- 話の要点をとらえて内容を理解できる
+α→ 説明や事実や理由を区別しながら正確に内容を理解できる
+α→ 話の要点をメモしながら話の流れを理解できる
+α→ 話の内容を分析し自分の考えに取り入れることができる - 直接的な言葉の意味だけでなく、語られていない気持ちや真意を感じ取れる
+α→ 相手が本当に言いたいことを考えながら聞ける - TPOに沿って話を最後まで集中して聞ける
+α→ 授業や会議や講演など場面に応じて集中して話が聞ける
+α→ 話の内容から質問や所感を準備できる
『相手の気持ちを考えてメモしながら聞く』ことができたら最高やね!
まとめ
国語を学ぶ目的を小学校の先生と考えました!
国語はただ話す、ただ文章を書くためにあるわけではありません。
国語を学ぶ本当の目的は
そしてコミュニケーション能力は大きく2つに分けられます。
✓相手の気持ちを考える力
この2つを育てるために国語では次の4つの力を伸ばすことに重点を置いています。
それぞれの力についての目標が複数ありました。
ひとつひとつクリアしていけるように国語の勉強をしっかりやっていきたいですね!
たくさんのハードルがありますが、総合して言うとやるべきことは何のために伝えるのかを考えながら、そして相手の気持ちを考えながら『話す・書く・読む・聞く』を繰り返すこと!
そうやって繰り返すうちにコミュニケーション能力が向上していきます!
生涯使える能力を小学校から育てていきましょう!!
積極的にやるぞーー!!